画像ソフトSketchでピクセルに合っていないものを合わせる操作まとめ

2024年2月 バージョン 99.5

samekard
Feb 12, 2024

バージョンは99.5を使用している。

設定箇所

3箇所ある。

  • 環境設定の Layers -> Pixel Fitting
  • ツールバー Round to Pixel
  • 座標を入れるところの下

それぞれの画像を下に貼る。

環境設定の Layers -> Pixel Fitting

ツールバー Round to Pixel

座標を入れるところの下

口や田などのマークがあるところ

操作の対象

まず大事なことは、操作している対象が

  • 四角など、形をもったもの

のどっちなのかということ。これによって操作する場所が変わる。四角などの形をもったものをこの先レイヤーと言う。

レイヤーへの操作

環境設定の Layers -> Pixel Fitting による操作

  • OFFのとき、移動、変形共に小数を含むフリー状態
  • ONのときの移動は、基準点の小数点以下の値が固定で移動する
  • ONのときの変形は、高さと幅が整数になる

ツールバーの Round to Pixel による操作

レイアーの中のX座標の最大、最小、Y座標の最大、最小が整数に丸められる。ほかは(形を維持するように?)小数になる。

点への操作

座標を入れるところの下による操作

点のドラッグ移動の挙動を設定できる。左から

  • フリー
  • 1ピクセル
  • 2分の1ピクセル
  • 4分の1ピクセル

となっている。

ツールバーの Round to Pixel による操作

そのレイアーの最小X座標と最小Y座標の値が基準になり、そこから整数分のずれた値になる。レイアーの最小X座標が4.83なら、そのレイアーの別の点を選択してRound to PixelするとX座標がxx.83になる。

考察

仕様を知らないとバグっているようにしか見えないのだが、改めて考えてみるとツールバーのRound to Pixelは

  1. レイアーへのRound to Pixel
  2. 個々の点に対するRound to Pixel

という順で作業することが前提なのかもしれない。

もしレイヤーへのRound to Pixelですべての点が近いピクセルに合わさってしまうと元の形がぐちゃぐちゃになってしまう。そこで、レイアーへのRound to Pixelでは上下左右の端のみ整数に合わせ、内部の点はひとつひとつ確認しながらRound to Pixelする作業が前提なのかも。

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samekard

iOSアプリをいろいろ作りました。英語と中国語を勉強中。